2012年11月27日

とっておきの時間

学生の頃街の中華料理屋でアルバイトをしていたんです。
アットホームだけど本格的なお料理が食べられるいい店でした。
入り口に小さな本棚があっていろんな雑誌がおいてありました。
学生はジャンプ おじ様は新聞 おば様は週刊誌
お料理の待ち時間にペラペラと。

その頃のアタシにはどうしても理解出来ない光景があったんです。
夫婦で違う雑誌を黙々と読む。っという物。
せっかく二人で外に食事に出たのに、せっかくゆっくりお話出来る環境なのに。


今のアタシの最高の夢は夫婦でそれぞれの好きな本を持って喫茶店でゆっくり読書。
掃除も片付けも何にも目に入らない所で彼と二人で美味しいコーヒーを飲みたい。
posted by 聡子 at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月26日

悲しすぎるんです

辺り一面悲しすぎて
アタシの悲しみは行き場をなくしてしまいました
いつも笑っていたかったのに
溜まりにたまって目だの鼻だの耳だの
体のあちこちからだだ漏れになってしまいました

こんな夜にも月は奇麗で
明日が来ない事をどんなにお願いしても
ゆっくりと沈んでいくんです

アタシも一緒に沈むように眠ってしまいたい
魚は目を開けたまま寝るんだよね
ってどうしても今夜はそれが気になって
触れたらピチピチと苦しそうな小さな命が
あっけなく終わらないように心がドキドキします

おやすみなさい
明日また笑えますように
posted by 聡子 at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月17日

夏の匂い

季節と季節の間が終わってすっかり夏になった今日
やっぱり懐かしい夏の日が胸でドクっと1度音をたてた

夕涼みにおぶった娘の寝息が聞こえる
空には夏の星が小さく だけど広く揺れていた

カラリとしたあの日の夏とは違うけど
浴衣でもう少し歩いて 家に帰ろう

あちこちの家でパチンと送り火の音がする
posted by 聡子 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

育児夫婦

貴方はアタシの大好きな曲を朝からゆっくり聴いてくれる人

アタシはみそ汁と子供らの仕度と朝の片付けで鼻息の荒い人

「ほら蝉が鳴いているよ」

愚図るちびに着替えをさせながら貴方が言った

「早く靴履いて」

日焼け止めを乱暴にぬりながらアタシが言った


蝉の声と風鈴の音
一人になったアタシにやっと届いた夏の音

子供らが大きくなったらふたりで温泉に行きましょうね

どうかその日までアタシが鬼にならずにいられますように

posted by 聡子 at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月09日

Dear お月様

大切な人を

目と耳と全身で確認して

鼻の頭にキスをして

「おやすみ」

と言って終わるはずだったのに

泣き止まない小さな震えが寝息に変わるまで

アタシはじっと枕の音を聴いていました

ごめんねって 言わせてほしかった
ずうずうしいと分かっていても

夢の国で楽しいように

夢の国で歌えるように

夢の国でお空を飛べるように

控えめな今日の月へ
posted by 聡子 at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月07日

風鈴

夜空におどる鈴の音はまるで星の音

年に1度の再会はどんなでしょうね

世界中の願いが叶いますように
posted by 聡子 at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月11日

パジャマ

新しいパジャマを一度洗って我が家の香りにして

そこにお日様の香りが重なって

石けんとシャンプーと湯気のも重なって

「わ〜ママかわいい〜♪」

と飛びついてくる子供達のお風呂上がりの汗の匂いも重なって

すっかり「私の匂い」になった

パパ早く帰ってこないかなぁ

パパッパ パァジャァマ♪
posted by 聡子 at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月06日

ライブ♪

子供を産むとびっっくりするくらい一日があっという間に過ぎちゃう。

もちろん、子供中心にみると一日はびっっくりするくらい長い。

それなのに琉菜が一人で着替えて来て「オハヨー。」とか言うとなんだか涙が出そうになる。


生きてるんだなって思うんです。

アタシもこうして産まれて生きてそしていつか死ぬんだなって。思うんです。


子供の頃、耳を塞ぐ為に怒鳴るように歌い続け
大きな子供の頃には、鎧のように音楽を身にまとい
大人の入り口の頃、すがるように歌い続けてきました。


親になってもうすぐ4年。
「歌」って物が持っている溢れる力に感動したりして。(←え!今更!?)


何も変わらないけれど、何もかも違う。そんなのってあるんだなーって思ったりして。

大切な大切なさとこと月のメンバー、家族、見守ってくださる皆様にたっぷりの感謝の気持ちを伝えたいです。


楽しい時間にします♪是非いらしてください♪

http://satokototsuki.com/top.html
posted by 聡子 at 00:22| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月23日

春の雨

夕べからの雨が
朝日に少しずつ追いやられ
今は遠くの山にまったりと白い雲になって絡み付いている

昨日までジャケットの前を首までしっかり閉じていたのに
今日は前も後ろも遠くまでよく見える

突然の春の雨に心が時を彷徨い歩き
今日は朝から会いたい人がいる
今日は何故だか会いたい人がいる

明日になればまた元の心に戻るのだけれど

今日は朝から会いたい人がいる
posted by 聡子 at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月21日

ひとというじ

心を支えたい人がいる
心を温めたい人がいる
頬を包んで微笑み合いたいと思い
涙を拭いて震える心を抱きしめていたい
大きな声で笑いながら緑の丘を一緒に走り
白い雲を眺めまた笑ったりして

小さな私を抱きしめ温めてくれたあの灯りに
もう一度
いいえ今までにない程の煌めきを灯す事ができたら

凍えそうなアタシのこの心も
小さな火が灯ると思うの
posted by 聡子 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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