朝風呂
我が家の東の端には小さな風呂
朝日がキラキラしていることに気付く日は少ない
今日は主人が出かけた後すぐに娘が寝たので久しぶりに朝風呂にした
朝8時も過ぎると生活の音がにぎやかです
ゴミ収集車の大きな歯が回転する音は何故か懐かしく
すぐ下の駐車場は砂利なので出入りの車のタイヤがあさりを連想させる
窓いっぱい余すことなく入り込む朝日は湯気と絡み合い
大きく吸い込むと冬の冷たい空気と湯気がトリコロールに胸に届く
ふと 洗い場の汚れが気になった
湯船から出ると今度はアタシの湯気と朝日がくるくるとまとわりついて勝手に消えてゆく
大きなたわしでマットをこする
ゴーシ ゴーシ ゴーシ ゴーシ
泡としぶきが 湯気と朝日に混ざり走り回る子供たちの様
少しぬめりのあった床が キュッ とかわいらしく鳴いた
ゴーシ ゴーシ キュッ ゴーシ ゴーシ キュッ
アタシの周りで勝手に 音 や 光 や 水 や 泡 が飛び跳ねては消えぐるぐる遊んでいる
プラスチックの洗い桶を すかっ と握り 片手でザバーっとやった
洗剤の香りと 朝日の香りと 湯気の香りが ぶわっと上へ上る
ザバーッ ザバーッ ザバーッ
最後に自分にも ザバーッ ザバーッ
朝日がもくっもくの湯気をぬうように勢いを増して浴室を埋める
タオルをかぶり伸びをした
娘はまだ寝ていた
2009年01月22日
2009年01月19日
風邪
咳をして 赤い顔の
小さな小さな小さな娘を抱いている
加湿器の 音
小さな明かりの下 揺れる
コンコンコン コホコホコホッ
シューー シューー
ゆらゆらと揺れる影
昔々のストーブのやかん
カタカタカタ シューー シューー
アタシを抱く母
何故だか母を抱いているような気がした
愛おしく 切ない
小さな小さな小さな娘を抱いている
加湿器の 音
小さな明かりの下 揺れる
コンコンコン コホコホコホッ
シューー シューー
ゆらゆらと揺れる影
昔々のストーブのやかん
カタカタカタ シューー シューー
アタシを抱く母
何故だか母を抱いているような気がした
愛おしく 切ない
2009年01月18日
じゃんぐる
じゃんぐる
何にしても海に出たんだよ
そうそう支度は私自身の歴史が教えてくれた
今まで私の足がついていた地は過去の私がせっせと作った楽園
青い空 白い雲 小さいけれど私の船
何もかもが輝いているなあ
ここでの生活にも慣れた
甲板で洗濯しながら歌なんか歌っちゃって
歌?歌ってなんだっけ?
帰らなきゃ。私の楽園へ帰らなきゃ。
目を閉じて頭を振った
波の音がする 太陽の匂いがする 優しい風が踊る
目を開けると
青い空 白い雲 昼間の月 小さいけれど私の船
なんて何もかもが輝いている
帰らなきゃ?帰らない。
いい?
今からここに美しい新しい楽園を作るよ。
新しい歌を歌おう。
心の歌を歌おう。
何にしても海に出たんだよ
そうそう支度は私自身の歴史が教えてくれた
今まで私の足がついていた地は過去の私がせっせと作った楽園
青い空 白い雲 小さいけれど私の船
何もかもが輝いているなあ
ここでの生活にも慣れた
甲板で洗濯しながら歌なんか歌っちゃって
歌?歌ってなんだっけ?
帰らなきゃ。私の楽園へ帰らなきゃ。
目を閉じて頭を振った
波の音がする 太陽の匂いがする 優しい風が踊る
目を開けると
青い空 白い雲 昼間の月 小さいけれど私の船
なんて何もかもが輝いている
帰らなきゃ?帰らない。
いい?
今からここに美しい新しい楽園を作るよ。
新しい歌を歌おう。
心の歌を歌おう。
2008年11月21日
バカバカしい
どんなに輝いて見えても
心の中は冷たい雨が降る
どこに助けを求めればいいのか
瞳の奥は悲しみの火が燃える
大切な人がいて
どれだけ幸せ望んでも
叶わぬ願いのようで
拭えない悲しみは夜の闇を深く冷たく重くする
だけどアタシにはできる
太陽を想像出来る
太陽に照らされた緑を想像出来る
大の字で横たわるアタシやアタシの大切な人達を想像出来る
笑おうバカバカしいけれど笑ってみよう
バカバカしい万歳
尺取り虫がのそのそ歩いている
犬はお尻丸出しで歩いている
ちょうちょなんて酔っぱらいみたいに飛んでる
どこかでアタシの大切な人達が笑っているのを想像して
1人で笑ってみる
バカバカしくて1人であきれたけど
さっきよりなんか楽しいよ
ありがと
バカバカしいありがと
心の中は冷たい雨が降る
どこに助けを求めればいいのか
瞳の奥は悲しみの火が燃える
大切な人がいて
どれだけ幸せ望んでも
叶わぬ願いのようで
拭えない悲しみは夜の闇を深く冷たく重くする
だけどアタシにはできる
太陽を想像出来る
太陽に照らされた緑を想像出来る
大の字で横たわるアタシやアタシの大切な人達を想像出来る
笑おうバカバカしいけれど笑ってみよう
バカバカしい万歳
尺取り虫がのそのそ歩いている
犬はお尻丸出しで歩いている
ちょうちょなんて酔っぱらいみたいに飛んでる
どこかでアタシの大切な人達が笑っているのを想像して
1人で笑ってみる
バカバカしくて1人であきれたけど
さっきよりなんか楽しいよ
ありがと
バカバカしいありがと
2008年10月31日
足跡
まだ足跡をつけた事の無いこの足の裏の持ち主のほんの少しの足跡を
アタシはしっかり見ている
大地からしっかりと受け取り
高い空を見上げ
立ち上がるときを待っている彼女の小さな小さな足跡
いつか長い長い道を振り返らずに進む日まで
その横には大きな足跡と中くらいの足跡が並んでいる事を
ふと立ち止まった時に気が付くのでしょうか
アタシの横にもあったのかしら
大きなのと中くらいの足跡が
2008年10月29日
カラメル
ぷるんと1口
上の方から薄く剥がして1口
容器の壁に沿って一気に底まで細長く1口
じわーっと溢れるほろ苦甘いカラメル
もう一度上の方を薄く剥がして1口
溢れ出したカラメルをそっとすくって上からかけて
こらえきれずに大きなスプーンでがぶりと1口
もう1口 もう1口 もう1口
容器の縁に口をつけて最後の汁をなめる
こんな人生を生きられたらなあ
上の方から薄く剥がして1口
容器の壁に沿って一気に底まで細長く1口
じわーっと溢れるほろ苦甘いカラメル
もう一度上の方を薄く剥がして1口
溢れ出したカラメルをそっとすくって上からかけて
こらえきれずに大きなスプーンでがぶりと1口
もう1口 もう1口 もう1口
容器の縁に口をつけて最後の汁をなめる
こんな人生を生きられたらなあ
2008年10月13日
母乳
人はどうして母乳の味を忘れてしまうのだろう
泣き叫び手足をばたつかせてまで欲したあの味を
満たされた時の幸せと供に
母は覚えているだろうか
私が貪りついた日の感動を
腕の中ですやすや眠ったあの重みを
人はどうして母乳の味を忘れてしまうのだろう
泣き叫び手足をばたつかせてまで欲したあの味を
満たされた時の幸せと供に
母は覚えているだろうか
私が貪りついた日の感動を
腕の中ですやすや眠ったあの重みを
人はどうして母乳の味を忘れてしまうのだろう
2008年10月12日
熱いゼリーみたいな気持ち
愛しているともう一度言わせてください
それが今のアタシにとって本心なのか定かではないけれど
もう一度貴方にそう告げてみたい
貴方と違う世界に出て貴方にどれだけ包まれていたかを知りました
もう一度会いたいです
朝も昼も夜も夜明けもぐるぐると絡まりながら
さらさらのシーツみたく
叶わないから叫ばないけど
届かないから探さないけど
あの日出逢ったあの角から貴方がもう一度現れないかと
この胸は子供の様に痛み子供の様に期待しています
けれどもアタシも貴方も大人ですから
あの角からはもう2度と現れない
どうやらありがとうと言わなきゃいけない時が近づいたようです
ありがとうだなんて言いたくなんか無かったのに
まるでさようならの最上級
ありがとうなんて言いたくなんか無いのに
それに貴方はもうここにはいない
けれど
だけど
それなのに
本当はもう一度愛していると言いたいのに
それなのに
ここからつぶやくわ
届きはしないのだけれど
それが今のアタシにとって本心なのか定かではないけれど
もう一度貴方にそう告げてみたい
貴方と違う世界に出て貴方にどれだけ包まれていたかを知りました
もう一度会いたいです
朝も昼も夜も夜明けもぐるぐると絡まりながら
さらさらのシーツみたく
叶わないから叫ばないけど
届かないから探さないけど
あの日出逢ったあの角から貴方がもう一度現れないかと
この胸は子供の様に痛み子供の様に期待しています
けれどもアタシも貴方も大人ですから
あの角からはもう2度と現れない
どうやらありがとうと言わなきゃいけない時が近づいたようです
ありがとうだなんて言いたくなんか無かったのに
まるでさようならの最上級
ありがとうなんて言いたくなんか無いのに
それに貴方はもうここにはいない
けれど
だけど
それなのに
本当はもう一度愛していると言いたいのに
それなのに
ここからつぶやくわ
届きはしないのだけれど
2008年05月19日
春の青空
普通の女の子が思うように ギュってしてもらいたいのに
せめて声と記憶だけでいいから 今、、、
部屋も空も街も空気や水も バランスとれない、、、
、、、壊した
貴方の幸せ願うのがこんなに 苦しいのよ
そうして別れを選んだ過去は 結局ぬるま湯へただ流れ込んだ
アナタの温度とアタシの温度が 湖のように混ざって波は消えた
抱いて抱いてと伸びたがる腕を どれだけ切り落としてしまおうかと
会いたい会いたいと叫びたがる喉を どれだけ焼いてしまおうかと
真夏の波に揺られる夢の夜 歌声は届かないのに
太陽が影を連れて来るなんて 気付きもしなかった
瞼を下ろして笑って見せるわ 消えてく体の温度を確かめて
アナタの涙とアタシの笑顔が 写真みたいに止まって色は褪せた
抱いて抱いてと伸びたがる腕を どれだけ切り落としてしまおうかと
会いたい会いたいと叫びたがる喉を どれだけ焼いてしまおうかと
海に流れ 雲になって 空に帰り また雨になって
海に流れ 雲に戻って 空に帰ったアタシは今どこまでも流れて行ける
そう誰かの心に優しさを残す春の青空で もう少しだけいたい
空高く
もう少しこのまま抱かれて
せめて声と記憶だけでいいから 今、、、
部屋も空も街も空気や水も バランスとれない、、、
、、、壊した
貴方の幸せ願うのがこんなに 苦しいのよ
そうして別れを選んだ過去は 結局ぬるま湯へただ流れ込んだ
アナタの温度とアタシの温度が 湖のように混ざって波は消えた
抱いて抱いてと伸びたがる腕を どれだけ切り落としてしまおうかと
会いたい会いたいと叫びたがる喉を どれだけ焼いてしまおうかと
真夏の波に揺られる夢の夜 歌声は届かないのに
太陽が影を連れて来るなんて 気付きもしなかった
瞼を下ろして笑って見せるわ 消えてく体の温度を確かめて
アナタの涙とアタシの笑顔が 写真みたいに止まって色は褪せた
抱いて抱いてと伸びたがる腕を どれだけ切り落としてしまおうかと
会いたい会いたいと叫びたがる喉を どれだけ焼いてしまおうかと
海に流れ 雲になって 空に帰り また雨になって
海に流れ 雲に戻って 空に帰ったアタシは今どこまでも流れて行ける
そう誰かの心に優しさを残す春の青空で もう少しだけいたい
空高く
もう少しこのまま抱かれて
2008年05月15日
風のように
流星と瞬きと煌めきの音を聴く
静かな暗闇が騒々しい事を忘れはしないよ
目を閉じて舞い降りた薄紅の月夜に
さわりさわりかさりふわりふわ風に舞う小さい温もり
また新しい日が朝焼ける空から大地へと
伝わるリズムに耳澄ませ声を聴いた
生まれ来た日の事忘れないで風のように生きる
動けずに行く先も分からず座り込み
一人きり決めた道後ろにも行けない 孤独に生きても
瞳閉じて 声聴こえるまで脅えないでいいの
風や大地教えてくれる心の声を
耳を澄ませていよう この地球の声がするよ
声聴こえるから脅えないで 目を閉じれば始まる
新しい日が朝焼ける空から大地へと
伝わるリズムに耳澄ませ声を聴いた
生まれ来た日の事忘れないで風のように生きる
静かな暗闇が騒々しい事を忘れはしないよ
目を閉じて舞い降りた薄紅の月夜に
さわりさわりかさりふわりふわ風に舞う小さい温もり
また新しい日が朝焼ける空から大地へと
伝わるリズムに耳澄ませ声を聴いた
生まれ来た日の事忘れないで風のように生きる
動けずに行く先も分からず座り込み
一人きり決めた道後ろにも行けない 孤独に生きても
瞳閉じて 声聴こえるまで脅えないでいいの
風や大地教えてくれる心の声を
耳を澄ませていよう この地球の声がするよ
声聴こえるから脅えないで 目を閉じれば始まる
新しい日が朝焼ける空から大地へと
伝わるリズムに耳澄ませ声を聴いた
生まれ来た日の事忘れないで風のように生きる


